『独立・起業』して今よりも豊かな生活を求めることは、決して悪いことではない。
当然ながら「法律」を無視した非人道的な職種であってはなりませんが・・・。
私が選択したのは「飲食店経営」、その中でも『居酒屋』を経営しようと思いました。
今回は、その経営の中で気付いた『成功のポイント』についてお話していきます。
はじめに
自分一人で店舗運営ができるのであれば、何の心配もありません。
しかし、「儲け」るためには少しでも多くの集客が必須となり、自分一人の労力では限界があります。
となれば、従業員さんを雇って営業サービスの向上が求められます。
ここでは、従業員さんの「教育」の重要性についてお話していきます。
従業員さんの定着が課題
飲食業界での従業員さんの定着率が低いと言われています。
それはなぜなのでしょうか?
原因その1:仕事を教えてもらえない
先に勤務している先輩従業員さんの仕事が忙しく、コミュニケーション不足から『不安』になってしまうことが多い。
そのため、丁寧な教育・指導と働きやすい環境整備に努め、新人従業員さんに不安を与えることなく、早く戦力になってもらえるよう指導が必要です。
原因その2:慢性的な人員不足
飲食業界ではどこの店舗も「人がいない」といった声が常にあります。
特に、繁忙期である「年末年始」「卒業・入学シーズン」「ゴールデンウィーク」「お盆」などによく聞かれます。
常日ごろから営業業務を優先してしまい、従業員さんの『心のケア』ができていないような例があります。
従業員教育は重要
前項のような状況にならないためにも、従業員教育は必須なのです。
では、従業員教育をしっかり実施することで、どんな利点があるかについてお話します。
従業員さんが辞めるということは、当然採用や教育にかかった「コスト」が無駄になってしまいます。
また新たに募集をしなくてなならなくなり、大きな損失が予測されます。
コスト面だけでなく、抜けた穴を埋めるべく、少ない従業員さんでシフトを調整しなければならなくなり、そこに無理が生じたりもします。
従業員さんの「質」が売上アップのカギ
従業員さんが育っていくと、当然一人でこなせる業務の幅が広がるだけでなく、スピードアップにも繋がり、生産性向上が期待できます。
従業員さんの「質」が高い店舗は、『サービス度』が高くなり、自ずと『お客様の満足度』を高めます。
それに伴い『売上アップ』に直結してきます。
なので、従業員さんの育成は経営上最も重要な課題であると言えるでしょう。
従業員教育のポイント
従業員さんの育成の重要性は理解したが、どのように実施していったら良いかを簡単にお話していきます。
お店の「方針」や「理念」をしっかりと教える
まずは、お店の「方針」や「理念」をしっかりと教える必要があります。
これは、細かな業務内容だけでは不十分な、『考え方』や『サービスを行う姿勢』などの根源になります。
お店の方針や理念を理解することで、業務ひとつひとつの意義を理解し、よりクオリティの高いサービスを提供できるようになります。
それが「他店との差別化」に繋がり、お店ならではのサービスを生み出すことになったりもします。
従業員さんひとりひとりのモチベーションも高くなり、自然に方針・理念従って『行動』を起こせるようになります。
基本の繰り返し
「教育は」一度教えたら終わりではありません。
中には業務に慣れてくると、独自の考えで基本から外れてしまう従業員さんもいます。
そのため、基本を繰り返し教えたり、定期的に業務遂行を見ながら「基本から外れていないか?」を確認することは必要です。
独自に工夫してサービスすることは良いことでもある反面、サービスのクオリティが下がってしまう可能性もあります。
それによってお店の雰囲気を変えてしまったり、従業員さんによって「サービスの質」に差が出てしまったりする恐れがあるので、基本は重視しましょう。
また、教える際には具体的にわかりやすい言葉で教えることが大切です。
これは、先輩従業員さんとのコミュニケーションを図ることとなり、従業員さん同士で自然と良いムードをつくっていけることでしょう。
当然、 関係性が良好になれば、お店の雰囲気が良くなることは間違いありません。
飲食店の従業員教育の手法
これまで従業員の教育をしていなかった人にも、今日からできる『従業員の教育』の簡単な手法についてお話します。
マニュアルの作成
何はともあれ『マニュアル』を作成することをお勧めします。
どのような内容でマニュアルを作成するかは、以下を参考にしてみてください。
・入店時、退勤時のルール
・お客様の迎え方
・オーダーの取り方
・中間サービスの手法
・会計の手順
・お客様のお見送り
・片付けとセッティング
・宴会コースの内容と進行の仕方
マニュアルは、新人の従業員さんが「業務の流れ」や「作業のやり方」を把握しやすいように作っていきましょう。
このようなマニュアルを作成しておけば、指導する従業員さんの負担も軽くすることが可能です。
新人の従業員さんも自分でマニュアルを見ながら仕事を覚えていくことができるため、不安の解消にも役立つことでしょう。
マニュアルを作成する際には、どの従業員さんでも一定レベルのオペレーション・サービスのクオリティが出せるように、わかりやすいものにすることが大切です。
例えば、このような場面ではどうすれば良いか具体例を記載したりします。
また、マニュアルを読んだ従業員さんがきちんと理解できているかを確認して、理解不足の部分をフォローしていきましょう。
全ての従業員さんがいつでも確認できるように、お客様の目の届かない業務スペースや、スタッフルームに掲示するなど工夫をするといいですね。
さいごに
これまで「面倒くさい」と言って、従業員さんの教育を疎かにしてしまった経営者さんは、今日これからでも『マニュアル作成』に全力を注いでみてください。
どう作ったらいいか?
分からない人もいるでしょうが、とにかく作ってみて従業員さんの反応や行動を観察するのも次のステップに行くための道になると思います。
もしかすると、ベテランの従業員さんが手伝ってくれるかもしれません。
以前、私が作った「マニュアル」の一部を公開していますので、参考になればご活用ください。
では、またお会いしましょう!
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