自分の夢を語ることは、目標を持って人生を豊かにする糧になります。
私の夢は自立すること、言い換えれば「独立」すること。もっと「欲」を露わにすると『社長』という地位に就きたい。
何か、いやらしい・・・。
本音は、社長になって、お金持ちになって、普通よりも上の生活を望んでいるのです。
誰もが豊かな生活に対して『向上心』を持っているのではないでしょうか。
「社長!」と呼ばれる優越感
夜の繁華街で「しゃっちょうさぁ~ん💛」なんて呼ばれる場面を見たことがあります。
片言の日本語で一生懸命接客する外国の女性。
結構、男性は弱いモノで、持ち上げられると気分が良くなります。
そんな響きが、私の好奇心をくすぐったのです。私の幼少期は、決して裕福とは言えない家庭でしたので、お金に対する執着心が強かったのは確かです。
「いつかはお金持ちになって豪遊してやる!」
そんな欲望は秘めていたのかもしれません(笑)。
「社長」といっても、すべての社長さんがお金持ちとは限りません。
やっぱり、成功する社長もいれば、失敗する社長もいます。
「社長!」と呼ばれるためには、独立起業することです。
そして、「儲かる」ことが成功を意味すると言っても過言ではないでしょう。
「儲かる」仕組み
では、「儲かる」とはどういうことなのでしょう。
単純には、お金が手元に残ることです。
何かの商売を始める場合、機材を揃えたり、原材料を購入したりと、お金が必要です。
つまり、自分でお金を出すことを『投資』といいます。
モノを作って販売すれば、自分にお金が入ってきます。これが『回収』です。
『儲け』とは、『投資』よりも多くの『回収』があり、その差額すなわち手元に残ったお金のことです。
『投資』より『回収』の額が少ない場合、いわゆる『赤字』となるのです。
儲けるための算盤(そろばん)
独立起業するということは、「夢物語」だけでは現実的には難しく、その裏には、「細かな予測」つまり「数値の計算」が必須です。
前にお話しした通り、起業するならば「儲け」つまり『利益』が出なければ本末転倒。
ご存知の通り、『利益』とは『総売上高』から支払わなければならない『経費』を差し引いた金額です。
売上高
主に商品を販売した金額が『売上高』です。
良く言われるのは、売上高=客数✖客単価 という方程式です。
お客さんが何人来店し、平均してどのくらいの商品を購入してくるか?
これが「売上予測」となるのです。
原価
商品を販売するまでにかかった費用を『原価』、つまり仕入額のことです。
物販なら商品の仕入額、製造なら材料の仕入額や加工費用・製作費用のことです。
経費
ここでは、材料費などの原価以外にかかる費用をまとめて『経費』とします。
大きく分別すると、経費には「固定費」と「変動費」に分けられます。
固定費とは、売上に左右されない経費、つまり1ヶ月間休業しても支払わなければならない費用のことです。
代表的な固定費は、家賃や保険料、リース料、借入返済金など、また人件費(正社員の給料)も含まれます。
一方、変動費とは、売上に比例して変動する経費のことです。
水道光熱費や事務用品費、消耗品費などが挙げられます。
算盤(そろばん)を叩く
これらの費用がどのくらいかかるのか?
これを算盤で叩き出し、利益が残らなければ「商売」が成り立ちません。
つまり、利益が残る数値計算ができなければ、起業するだけ無駄だ!ということです。
この算盤が運命を決めるのです。
その他の要因
起業するにあたって、継続できなければリスクが大きいと考えます。
同業者、つまり敵が多く「勝ち目」がなかったり、将来的に需要が減少してしまうとか、先を予測することが重要になってきます。
想定されるリスクがあれば、最悪の事態をも想定した上で、起業されることをお勧めします。従業員さんを雇うのであれば、従業員さんの生活保障、個人でも廃業後の生活保障など、大きな責任が降りかかることになります。
さいごに
「将来の夢は独立することです」こんなことを熱く語る若者が増えています。
夢は語るだけでなく、実現させるものであり、自らがその目標に向かって行動を起こすことができるかどうかが大事です。
もしあなたが独立起業を目指しているのであれば、次の3つを欠かさないことです。
まず一つ目は、独立を実現した際の詳細な『経営予測の計算』が必須です。
二つ目は、将来の目標を立てて、それに立ち向かう強い意志、つまり『根性』も必要です。
三つ目は、最悪の事態を想定した『生活保障』に責任を持つことです。
独立起業するならば、最低限上記の責任感を持たなければ、継続する努力も失われてしまうことでしょう。
「絶対に勝つ!」という強い意欲と「諦めない!」という強い意志で、常に『向上心』を追求していくことが、必ずあなたを成功に導いてくれます。
「夢」を語り、実現し、豊かな人生を送りましょう。