一攫千金を求めた「野望」を持っていますか?
「ギャンブルで大儲けしてやる!」なんていう人をたまに見かけますが、
そもそもギャンブルは胴元が儲かるようにできています。
そんな中、インターネットの普及もあり
『儲け話(殆どが詐欺だと思います)』
が飛び交っています。
社会情勢が低迷している現在、「副業」と呼ばれる情報が様々あります。
その中でも『ネットワークビジネス』について、お話していこうと思います。
MLM(ネットワークビジネス)とは?
MLMとは「マルチレベルマーケティング」のことで、
口コミで広めていくビジネスモデルのことです。
現在では、大手企業でも採用していたりしており、
新規参入の企業も増えています。
なぜ、企業はこのビジネスモデルを採用するのでしょうか?
企業のメリット
宣伝費がかからない!
消費者のメリット
宣伝しない代わりに、
消費者が商品やサービスの宣伝を「口コミ」で行うことで、
その消費者に報酬が支払われます。
ネットワークビジネスの特徴
私個人の意見になりますが、
ネットワークビジネスに携わるメリットを挙げてみます。
✅ 大きな資金を必要としないので、簡単に始められリスクも少ない。
✅ 仕事の場所や時間に拘束がないので自由に活動できる。
✅ 自分のペースでやっていける。
✅ 頑張った分は報酬が頂ける公平さがある。
✅ 好きな時に辞めることができる。
✅ 権利収入を得ることができる。
では、デメリットを挙げてみます。
✅ 知り合いに声をかけるため、人数に限りがある。
✅ 興味がない人には迷惑がられ、人間関係にも影響する。
✅ 断られることが苦痛になり、ストレスが溜まる。
✅ ミーティングやセミナーなどで時間や費用がかかる。
✅ 在庫や販売だと費用がかかったり、場所も必要になる。
大まかではありますが、こんな感じです。
メリットだけを見れば魅力的ではありますが、
逆にそれがデメリットにも成り得るので注意が必要です。
☑ 誰でも簡単に始められるが、辞められるのも簡単です。
☑ 自由な環境なので、締め切りなどもなくやる気が起こらなくなる。
☑ どんな人にも公平ではありますが、成果報酬なので決まった収入はない。
(つまり、頑張らなければ成功できないビジネスです)
☑ 権利収入を得るには、自分一人ではなく、
自分のグループを作らないといけない。
このようにならないように、
自分でモチベーションを保つことが必須であり、
継続して活動していくことが大切です。
ネットワークビジネスとネズミ講の違い
ネズミ講とは、ネズミが子をどんどん増やしていくように、
会員をどんどん増やしていくシステムが
類似しているところから名付けられたようです。
人口は限りがありますから、無限に会員を増やしていくことは不可能です。
では、具体的に「ネズミ講」とはどのようなシステムなのでしょうか?
ネズミ講とは、
商品がなく、
お金だけがやり取りされる
「マネーゲーム」
です。
最初に入会金を払って報酬を貰う権利を得ます。
自分の知り合いが入会すれば、自分に報酬が入ってくるシステムです。
しかし、自分がどれだけ頑張っても、
最初に入った親が一番儲かるシステムになっているのです。
つまり、不公平なシステムになっているのです。
ネットワークビジネスも知り合いに口コミで伝え、
入会したり、商品を購入したりしなければ報酬がもらえないので、
類似しているように感じますよね。
では、「ネットワークビジネス」と「ネズミ講」の特徴をお話しします。
ネットワークビジネスの特徴
✅ 商品愛用者の口コミ宣伝が原則で、商品販売する
✅ 報酬は平等にもらえる(先に始めた方が有利ではない)
✅ 販売や勧誘はノルマがない
✅ 商品の返品や解約(クーリングオフ)がある
これは『連鎖販売取引』といって、
特定商取引法で規制されている合法なビジネスモデルです。
ネズミ講の特徴
✅ 商品がなく金銭配当のシステム(マネーゲーム)
✅ 会員が複数の子、孫へとネズミ算式に会員を増殖させていくが、
上位の会員が有利な配当を受け取る
✅ 商品券や有価証券などのコピーを商材にしているものもある。
これは『無限連鎖講』といって、
無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されている違法なビジネスモデルです。
ついでに「悪徳マルチ商法」についてもまとめておきます。
悪徳マルチ商法の特徴
✅ 製品の品質が悪い、粗悪品
✅ 商品が常識の範囲を超えた非常に高額である
✅ 商品の返品や解約(クーリングオフ)に応じない
✅ 加入者のランクアップ時に、無理やり商品を買い込ませる
さいごに
ネズミ講は、
最初に支払った金額よりも多い配当が受け取れるという「うまい話」や、
強引な勧誘、また価値のないものを高額で売りつけるなど、
過去に大きな社会問題を起こしたことは存じ上げていると思います。
「甘い話には罠がある!」ということを忘れずに!!!
次回は、
怪しいネットワークビジネスの勧誘に合った時の
対処法についてお話します。
では、またお会いしましょう。