世界的規模で経済的に大打撃を与え続けている『コロナ感染症』ですが、あなた自身にも生活の変化があったことと推測します。
給料が減った、職を解雇された、会社が倒産した、・・・など。
裕福だったと思っていた生活が、一変して貧困生活になってしまい、困惑していませんか?
今回から、困ったあなたのための【副業講座】を進めていきます。
ビジネスを考える
『本質』を掘り下げる
スポーツでも、芸術でも、何においても「成功」を手に入れるためには『学ぶ』ことからスタートします。
人それぞれですが、『学ぶ』方法として大きく2つに別れます。
✅時間をかけて基礎を学ぶ
✅比較的容易に手に入るテクニックを学ぶ
前者の「基礎を学ぶ」方法は、即効性はないが持続的に大幅な結果向上が見込めます。
一方、後者の「テクニックを学ぶ」方法には、即効性はありますが短期的なわずかな結果向上しか望めません。
書店に行けばハウツー本がたくさんあり、ネット検索すれば多くの情報教材が販売されています。
これら書籍や商材は、非常に読みやすく、すぐに実践できそうな手法が多いため、充分学んだような気分になります。
しかも、自分が既に成功したような気分にさせてくれます。
一概に、これが良いか悪いかということではありませんが、「本質」を学んだ上で活用できれば立派な武器になります。
しかし、これらの情報によってビジネスを成功した人は、ほんの僅かです。
そこで、ここでは、あらゆる市場変動にも耐え得る『ビジネスの本質』について考え、その上で『稼ぐ』ことに焦点をあてていこうと思います。
ビジネスの『本質』とは・・・
「ビジネス」においてもテクニックではなく『本質を学ぶ』ことは必須です。
巷に溢れている『 Twitter 活用法』『広告報酬の上げ方』などは、単なるテクニックでしかありません。
では、「ビジネス」における『本質』とは、何なのでしょうか?
現実的に考えていきましょう。
現在、私たちが欲しいものやサービスを手に入れるために「お金」を支払っています。
つまり、「お金」という価値とモノやサービスという価値の交換をしているのです。
例えば、最新の iPhone を手に入れるため、機種代金15万円を支払います。
これは、販売元のアップル社が、「お金15万円」という価値を iPhone との交換条件として提示しているからです。
仮にアップル社が、お米30kg を交換条件に提示したのであれば、私たちはそれと交換で iPhone を手に入れることができます。
すなわち、ビジネスの『本質』とは、利益を上げることでもなく、お金を稼ぐことでもなく、「双方が必要とする価値の交換」を行うことなのです。
モノやサービスを販売している会社だけがビジネスを行っているわけではなく、その購入者も「価値の交換」としてビジネスを行っているといえます。
そこには当然、上下関係はなく、対等な価値交換の関係しかありません。
そもそも会社とは、この「価値の交換」という視点から考えれば、社会が必要としているモノやサービスを提供し、その価値交換によって、会社側が欲するモノ(通常は「お金」)を手に入れるための機能体と定義することができます。
また労働者も、労働と賃金の価値交換として会社とビジネスを行っている関係なのです。
マーケティング時代の到来
今の時代、多くの人が豊かな暮らしを送っており、モノやサービスが溢れています。
その中で、新しいモノやサービスをお金と交換してもらうことは簡単ではありません。
そこで、
「いかにして新しいモノやサービスをお金と交換してもらえるか?」
を考えることが重要視されています。
それが『マーケティング』という手法です。
『マーケティング』の定義
Wikipedia によれば・・・、
価値あるプロダクトを提供するための活動・仕組みである。すなわち「顧客・クライアント・パートナー・社会にとって価値あるものを、創り伝え届け交換するための、様々な活動・プロセス・組織」がマーケティングと呼ばれる。
価値を探るための顧客インタビュー、価値を組織として創るための戦略、価値を顧客へ伝えるための広告、価値を届ける流通、価値を渡す販売、など様々な活動・仕組みがマーケティングに含まれる。
良いマーケティングを体系的におこなうための様々な方法論・ツール・プロセスが存在する。
<参考:Wikipedia「マーケティング」>
もっと簡潔に言えば、
価値の交換において、必要なモノ(お金)を手に入れるために、
- どのようなモノやサービスであればよいか
- どのようなプロモーションをすればよいか
を考え、実際に交換を行うまでの一連の流れのことです。
つまり、「商品企画から売買までの流れ」ということです。
マーケティングの考え方
マーケティングを考える上で、昔から『4P』が取り上げられます。
✅Product(商品)
✅Price(価格)
✅Place(流通)
✅Promotion(宣伝)
これら4つの要素の頭文字を取って『4P』と言われています。
この考え方は古来の物々交換の時代から変わっていません。
つまり、マーケティングとはビジネスの価値の平等な交換のプロセスなのです。
そこで、現代のマーケティングに当てはめてみます。
【Product(商品)】
より多くの消費者と交換ができるように、消費者が本当に必要としている商品について市場調査を行い、インサイトという本音を探ることで商品開発を進める。
【Price(価格)】
会計情報や心理学を用いて、より最適な価格を考えます。
【Place(流通)】
どの場所でどの程度の商品を流通させれば、より効果的に交換が行われるかを考え、流通チャンネルを決定します。
【Promotion(宣伝)】
販売できる状態になった商品について、広告などを用いて、より多くの消費者と交換が行えるように宣伝を行います。
最後にまとめ
今回は、ビジネスの『本質』とそのプロセスである『マーケティング』について解説しました。
ビジネスとは、単なる金儲け、売上アップ、利益率の向上などではありません。
そんな「自己中心的」な考え方では、絶対に成功しません。
「価値の平等な交換」という本質を理解することで、結果として大きな報酬が得られることでしょう。
次回からは、この『学び』を活かした一番簡単なビジネスモデルについてお話ししますので、ぜひご覧になってください。
下記のアンケートに答えて頂けると助かります。