「内部要素」は、自分のサイト内部で直接的に改善・最適化できる要素のことです。自分でコントロールできる部分なので、SEO対策の中でも基本かつ非常に重要です。
それでは、SEO検定4級合格に向けて「内部要素」で覚えるべき項目を、特に重要なものに絞って詳しく解説していきます。
「内部要素」で覚えるべき4つの柱
内部要素は多岐にわたりますが、4級の試験対策としては、まず以下の4つの柱をしっかり押さえることが重要です。これらはSEOの基本中の基本と言える項目です。
- titleタグ:検索結果で最も目立つ「ページの看板」
- meta description:ユーザーのクリックを誘う「紹介文」
- hタグ(見出し):文章の構造を伝える「目次」
- 内部リンク:サイト内を巡回しやすくする「道しるべ」
これらが「何を意味し」「なぜ重要なのか」を理解していきましょう。
titleタグ(タイトルタグ)
一言でいうと?
そのページの「題名」です。SEOにおいて最も重要なタグの一つです。
詳しい解説
titleタグに設定したテキストは、主に以下の2箇所に表示されます。
- 検索結果画面の青い文字のリンク部分
- ブラウザのタブに表示されるテキスト
ユーザーが検索結果一覧を見たときに、最初に目にするのがこのtitleです。
魅力的で分かりやすいtitleはクリック率を高めます。
また、Googleもこのtitleタグの内容を「このページが何について書かれているか」を理解するための非常に重要な手がかりとして利用します。
SEO検定で覚えるべきポイント
役割
ページの主題をユーザーと検索エンジンに伝える。
重要性
SEO内部対策で最も重要な要素と言われる。
設定のコツ
- 対策キーワードを必ず含める(できるだけ左側に)。
- クリックしたくなるような、具体的で魅力的な文言にする。
- 文字数は30文字前後が目安(長すぎると途中で切れてしまうため)。
- サイト内で他のページと重複させない(各ページ固有のタイトルをつける)。
meta description(メタディスクリプション)
一言でいうと?
そのページの「要約・紹介文」です。
詳しい解説
meta descriptionに設定したテキストは、「検索結果画面でtitleの下に表示されるスニペット(説明文)」として使われることが多いです。
(必ず表示されるわけではなく、Googleがページ本文から抜粋することもあります)
この文章は、titleタグと同様にユーザーがクリックするかどうかを判断する重要な要素です。
ユーザーが「この記事、私の知りたいことが書いてありそう!」と思ってくれるような、内容を要約した魅力的な文章を設定します。
SEO検定で覚えるべきポイント
役割
ページの概要をユーザーに伝え、クリックを促す。
SEOへの直接的な影響
meta descriptionにキーワードを入れても、直接的なランキング上昇効果はないとされている。
間接的な影響
しかし、魅力的な文章でクリック率(CTR)が向上すれば、間接的に良い評価に繋がる可能性がある。
設定のコツ
- ページの内容を正確に要約する。
- 対策キーワードを含める(検索された語句が太字で表示されるため目立つ)。
- 文字数は120文字前後が目安。
hタグ(見出しタグ)
一言でいうと?
文章の「見出し」を設定するためのHTMLタグです。
本の「大見出し」「中見出し」「小見出し」と同じ役割を果たします。
詳しい解説
hタグには、h1, h2, h3...h6までの6段階があり、数字が小さいほど大きな見出しを意味します。
- <h1>:ページ全体の大見出し(通常、titleと似た内容になることが多い)
- <h2>:章のタイトル(中見出し)
- <h3>:節のタイトル(小見出し)
hタグを正しく使うことで、ユーザーは文章の構造を瞬時に理解でき、読みやすくなります。
同様に、Googleのクローラーもこの見出し構造を読み取り、「このページはどんなトピックについて、どんな構成で書かれているのか」を正確に把握することができます。
SEO検定で覚えるべきポイント
役割
ユーザーと検索エンジンに、ページの論理的な構造を伝える。
正しい使い方
- <h1>タグは、原則として1ページに1つだけ使用する。
- <h1> → <h2> → <h3> のように、順番を飛ばさずに階層構造を正しく使う。(<h1>の次が<h3>になるのはNG)
- 見出しには、その段落の内容を的確に表すキーワードを自然に含める。
やってはいけないこと
文字を大きくしたい、太字にしたいという見た目の理由だけでhタグを使わないこと。
内部リンク
一言でいうと?
自分のサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。
詳しい解説
内部リンクには、主に2つの重要な役割があります。
- ユーザーの回遊性を高める
- クローラーの巡回を助ける
ユーザーの回遊率を高める
関連する記事へのリンクがあれば、ユーザーは次々とサイト内のページを読み進めてくれます。
これにより、サイト滞在時間が長くなり、ユーザー満足度の向上に繋がります。
クローラーの巡回を助ける
クローラーはリンクをたどってページを発見します。
サイト内のページが適切にリンクで結ばれていると、クローラーがサイトの隅々まで効率よく巡回できるようになり、インデックスされやすくなります。
また、どのページが重要なのかを伝える効果もあります。
SEO検定で覚えるべきポイント
役割
ユーザーの利便性向上と、クローラーの巡回促進。
具体的な施策例
- パンくずリスト:サイトの階層構造を示すナビゲーション。「TOP > カテゴリ > 記事名」のような表示。
- 関連コンテンツの表示:記事の末尾などに「あわせて読みたい」「関連記事」としてリンクを設置する。
- テキストリンク:文章中のキーワードに、関連する別のページへのリンクを貼る。
- アンカーテキスト:リンクが設置されているテキスト部分のこと。「詳しくはこちら」よりも、「SEOの内部対策について」のように、リンク先のページ内容が分かる具体的なキーワードを入れることが重要。
まとめ
今回は「内部要素」として、特に重要な以下の4つを学びました。
- titleタグ:最重要。ページの「題名」。キーワードを入れ、魅力的に。
- meta description:ページの「紹介文」。クリック率向上に貢献。
- hタグ:文章の「見出し」。正しい階層構造で論理構成を伝える。
- 内部リンク:サイト内の「道しるべ」。ユーザーとクローラーを案内する。
これらは全て、「ユーザー」と「検索エンジン」の両方に対して、ページの内容を分かりやすく伝えるための施策です。
この視点を忘れずに、各項目の役割をしっかり覚えておきましょう。
この調子で学習を進めれば、4級合格は間違いなしです!応援しています!
引き続き『外部要素』について、勉強していきましょう!
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