日本の検索エンジンのシェアはGoogleが圧倒的ですので、SEO対策は「Google対策」と言っても過言ではありません。Googleが何を大切にしているのかを理解することは、合格への大きな一歩です。
それでは、SEO検定4級合格に向けて「Googleの特徴」で覚えるべき項目を厳選して解説します。
「Googleの特徴」で覚えるべき3つの柱
Googleについて学ぶとき、特に重要なのは以下の3つの柱です。
これを押さえれば、Googleがどんなサイトを評価したいのかが見えてきます。
- 根本理念:徹底した「ユーザーファースト」
- 品質評価の基準:E-E-A-T と PageRank
- サイト運営者の味方:Google Search Console
一つずつ詳しく見ていきましょう。
根本理念:徹底した「ユーザーファースト」
一言でいうと?
Googleは、何よりも「検索するユーザー」のことを第一に考えているということです。
詳しい解説
Googleには「Googleが掲げる10の事実」という、会社の理念を示す有名な言葉があります。
その1番目に書かれているのがこれです。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
これは、「自分たちの利益よりも、まずはユーザーの役に立つことを最優先する」というGoogleの強い決意表明です。
なぜなら、ユーザーが「Googleで検索すれば、良い情報が見つかる」と信頼してくれなければ、誰もGoogleを使わなくなってしまうからです。
SEOの学習をしていると、様々なテクニックが出てきます。
しかし、そのテクニックが「ユーザーのためになるか?」という視点が抜けていると、Googleからは評価されません。
SEO検定で覚えるべきポイント
Googleの最も重要な理念はユーザーファーストである。
SEOで行う全ての施策は、「ユーザーにとって有益か?」という視点で判断する必要がある。
検索エンジンを騙すような小手先のテクニック(ブラックハットSEO)は、長期的には必ず失敗する。
品質の評価基準:E-E-A-T と PageRank
Googleが「ユーザーのためになる良いサイト」を判断するために用いる、代表的な2つの考え方を学びましょう。
① E-E-A-T(イーイーエーティー)
一言でいうと?
サイトやコンテンツの「信頼性」を評価するための基準です。
詳しい解説
E-E-A-Tは、以下の4つの英単語の頭文字をとった言葉です。
- Experience(経験):そのトピックについて、筆者が実際に経験しているか。
- Expertise(専門性):その分野の専門家が書いているか。
- Authoritativeness(権威性):その分野で、著者やサイトが広く認められているか。(例:公的機関、専門家からの被リンクなど)
- Trustworthiness(信頼性):サイト全体が信頼できるか。(例:運営者情報が明記されている、問い合わせ先が明確など)
特に、お金や健康に関するジャンル(YMYL:Your Money or Your Life)では、このE-E-A-Tが非常に厳しく評価されます。
例えば、病気の治療法について、どこの誰か分からない人が書いた記事よりも、現役の医師が監修した記事の方が信頼できますよね。
Googleも同じように考えています。
SEO検定で覚えるべきポイント
E-E-A-Tは「経験・専門性・権威性・信頼性」の頭文字。
「誰が」「どんなサイトで」情報を発信しているかが重要視される。
特に人々の幸福や健康、経済的安定に影響を与えるYMYL分野で重要。
② PageRank(ページランク)
一言でいうと?
Webページの「重要度」を、リンクを元に評価する仕組みです。
詳しい解説
PageRankは、Googleが創業初期から使っている非常に有名なアルゴリズムの考え方です。
「質の高い、たくさんのページからリンクされているページは、きっと重要で価値のあるページだろう」という考えに基づいています。
これを「人気投票」に例えると分かりやすいです。
- あるページが別のページにリンクを張る → 1票を投じる
- たくさんのページからリンクされている → たくさんの票を集めている人気のページ
- 有名なサイト(例:官公庁や大手ニュースサイト)からのリンク → 影響力のある人からの1票なので、より価値が高い
SEO検定で覚えるべきポイント
PageRankは、リンクを元にページの重要度を測る仕組み。
被リンク(外部リンク)の「質」と「量」がページの評価に大きく影響する。
関連性のないサイトから大量にリンクを張るなど、不自然な被リンクはペナルティの対象になることもある。
サイト運営者の味方:Google Search Console
一言でいうと?
Googleが無料で提供している、サイト運営者とGoogleが対話するためのツールです。
詳しい解説
Google Search Console(サーチコンソール)は、自分のサイトがGoogleからどのように見えているかを確認できる、SEOに必須のツールです。
「サイトの健康診断ツール」と考えると分かりやすいでしょう。
サーチコンソールでできることの代表例
- インデックス登録のリクエスト:新しいページを公開したときに「このページを早く見に来てください」とGoogleに通知できる。
- 検索パフォーマンスの確認:どんなキーワードで、何回表示され、何回クリックされたかが分かる。
- カバレッジ(インデックス状況)の確認:自分のサイトのページが、ちゃんとGoogleにインデックスされているか、エラーが起きていないかを確認できる。
- ペナルティの通知:サイトに問題がある場合、Googleから警告メッセージが届く。
SEO検定で覚えるべきポイント
Google Search Consoleは、Googleが提供する無料のサイト分析・管理ツール。
サイトがGoogleにどう評価されているかを確認し、問題点を改善するために利用する。
SEOを行う上で必ず導入すべきツールである。
まとめ
今回は「Googleの特徴」として、以下の3つの柱を学びました。
- ユーザーファースト:全ての基本となる理念。「ユーザーのため」を考える。
- E-E-A-TとPageRank:Googleが「良いサイト」を判断する2大基準。「信頼性」と「重要度(被リンク)」を見る。
- Search Console:Googleと対話し、サイトの状態を知るための必須ツール。
これらの特徴を理解することで、「なぜこのSEO施策が必要なのか」という理由が腑に落ちるようになります。
Googleという『採点者』の考え方を理解して、効率的に学習を進めていきましょう。
この調子で頑張れば、4級合格は目前です!応援しています!
引き続き『SEOの意義と情報源』について、勉強していきましょう!
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