「キーワード選定して丁寧に記事を書いたのに、上位表示されない」
「どうしたら上位表示される記事を書けるか?」
こんな疑問を持ちつつ、記事を書いているブロガーさんもいるのではないでしょうか。
そんなブロガーさんのために、SEO 流にアクセスを増やす記事の書き方についてお話をしていきたいと思います。
そこで今回は、以下の2つの内容に絞ってお話しします。
- SEOで上位表示するために何が大事なのか?
- 具体的な記事の書き方について
SEO で上位表示するための重要な考え方
一言で言うと、「検索意図に答える!」これが一番大事です。
ページが上位に表示されるページっていうのは、基本的に「ユーザーの問いに答えているコンテンツ 」です。逆に、上がってないページに共通していることというと、「検索するユーザーさんの問いに全く答えてないコンテンツ」です。本当に シンプルだと思います。
具体的なキーワードで考えてみよう!
例えば、【オンライン会議 おすすめマイク】のキーワードで考えてみましょう。
このキーワードで検索する人って、オンライン会議用のマイクを探している人だということは誰でも想像することができます。すると「テレワークにおすすめのマイク」みたいなコンテンツを作って、このキーワードで上位表示を狙おうと考える人がいますが、当然ながらそのコンテンツでは絶対に上位には上がりません。
なぜかというと「なぜユーザーはそのキーワードで検索したのか?」ってことを考えきれてないからです。
なぜ?マイクにこだわり始めたのか
っていうのが、背景に潜む意図なんですよ。この『なぜ?』をちゃんと考えきらないと、ユーザーの「真の意図」をつかめていないので、実際に順位も上がらないわけです。
どういうことかというと、最近のイヤホンにはマイクが付いているものが多いです。また、パソコンにもマイクが付いています。なので、わざわざマイクを買う必要がないのではないかと思います。
にもかかわらず、今回のキーワードで検索しているってことは、多分、オンライン会議などで使うおすすめマイクを買おうとしてるのではないか、と推測できます。
つまり、これって何かしらの「動機」があったのではないでしょうか。この「動機」があったからこそ、検索してマイクを買おうとしてるわけです。この「動機」こそが、つまり『検索意図』になるわけです。
この『検索意図』にちゃんと答えていれば、Google でも評価されて上位表示が狙いやすくなることでしょう。
Google のビックデータ
そもそも Google は、ビッグデータを用いて『検索意図』っていうのをある程度把握してるのではないかと考えています。Google 検索すると、サジェストとか、他の人はこちらも検索、という枠が表示されているのはご存じですよね。
これは、例えば【クレジットカード】で検索する人がいれば、ビックデータから過去の検索を把握して、これにも興味があるんじゃないですか?って意図を表示しているのです。
あなたが YouTube をご覧になると、トップページに「興味関心がある動画」がオススメされるとか、関連動画に次に見たかった動画が出ているといった経験があったことでしょう。まさに、Google の AI が、あなたが興味関心があるものを先回りして表示しているってことなんです。
つまり、このビッグデータを AI アルゴリズムが解析して、ユーザーが興味関心があるものを先取りして発見していることなのです。
これを考慮すれば、Google のアルゴリズムはユーザーの検索意図やニーズをある程度理解していると言っても過言ではありません。なので、Google が把握している検索意図、つまり「ユーザーが欲しているもの」についてのコンテンツを書けば、Google のアルゴリズムに評価されるようになります。
『動機を考える』ことが大事
先ほど例で挙げた【オンライン会議 おすすめマイク】、これで検索する人の意図を考えてみましょう。
わざわざ【おすすめマイク】で検索してるわけですから、「マイクが欲しい!」と思うに至った何かしらの『きっかけ』があったはずです。
例えば、会議中に会話に集中したいって思ったのではないでしょうか。会議してる時に自分のマイクの質が良くなくて、「すいません。何言ってか分かりません」「ちょっと音が遠いようです」っていうような返答があって、「これじゃ全然仕事が進まない!」って困ったことでしょう。そこで急遽、これは音質にこだわったマイクを買わなきゃダメだ!と思ったのかもしれませんよね。
また、実際にキーボードを打ちながら話をしていく際、両手が使えるヘッドセットが必要になってきたとか・・・
会議なので、自分だけじゃなくて複数人で話すシーンで、複数人の声を同時に拾ってくれるマイクが欲しいと思ったとか・・・
このような『意図』があったんじゃないかと考えられます。
これこそが、『動機を考える』って行為なんです。
今回の【オンライン会議 おすすめマイク】で検索するユーザーの動機を考えてみましょう。
私だったら・・・こう考えます。
「会議でも複数人の声を拾ってくれるマイクが欲しい」
なぜならば、過去にオンライン会議した時に複数人の声をちゃんと拾えなくて、みんなによく伝わっていなかった、といった経験があったのではないかと。
『連想した意図』に応える記事
このような「連想した意図」から、どういう記事を作ればいいかというと、
【オンライン会議でお勧めする機材】複数人で使える会議向けのマイク
✅こんな感じで使えます
✅こうするとスムーズにオンライン会議できます とか・・・
これが、『連想した意図に応える』っていうことだと、私は思います。なので、単純にキーワードだけを見て、そのキーワードでコンテンツをパッと書くんじゃなくて、
「そもそも、何でユーザーがそのキーワードで検索したのか?」
っていうその『きっかけ』までちゃんと考えた上で、その『きっかけ』に答えることが一番大事なのです。
Google はそこまで見抜いているので、ちゃんとそこまで対応しないと、順位は上がらないでしょう。
やっぱり、「ユーザーさんの方を見て、記事をちゃんと書きましょう!」ってことだと思います。
これは、順位を上げるための基本的な考え方なので、しっかり押さえておくことをオススメします。
実際の記事の書き方
ここからは、ステップバイステップで進めていきたいと思います。
【ダイエット 筋トレ】を例にして解説していきます。
このキーワードで上位表示するためには、どういうステップを取ればいいのか?ってことを一緒に考えていきましょう。
ステップ1:検索意図を明確にする
前項でお話しした通り、「ユーザーが本当に知りたいこと」をまず明確にしていく必要があります。
Google サジェスト
最初に使うのは Google データの『サジェスト』です。【ダイエット 筋トレ】で検索すると、「サジェスト」といった掛け合わせのキーワードが表示されます。つまり、これが次なる『潜在的なニーズ』だということは分かってますよね。
この意図を可視化するには、以下のようなツールを活用することで可能です。
このツールを使って可視化するとよりスムーズに解析ができます。
ここでは、『OMUSUBI』を使って【ダイエット 筋トレ】の検索意図を分析していきます。
キーワードを入力して「検索」をクリックします。
例えば、このワードマップを見ていくと「メニュー」というものが見えます。
つまり【ダイエット 筋トレ】で検索する人は、実は「メニュー」を求めているというのが分かります。それでは「メニュー」から更に何を求めているのかというと、「ジムのメニュー」とか「自宅のメニュー」を探しているのが分かります。
また、女性の場合だと「初心者向けのメニューを知りたい」とか「簡単にできるメニューを知りたい」とか。
これらのことから、性別ごと、そしてシーンごとでどのようなメニューがあるかを探しているということが分かります。
さらに見ていくと、「有酸素運動」について知りたいと考えている人もいます。さらに深掘っていくと「頻度」とか「時間」、「順番」、「どっち」とかも考えているようです。
「筋トレも大事だし有酸素運動も大事。じゃあ、どっちを先にやるの?」と順番を気にしているユーザーも結構多いことも分かります。
つまり、これについても答えていかなきゃいけない、ってことが理解できましたか?
【ダイエット 筋トレ】というキーワードだけを見たら、『ゴリゴリの筋トレ方法を説明しよう!』と考えがちですが、実は「メニューを知りたい」「順番を知りたい」という意図があります。その他にも別の意図があることから、『ゴリゴリの筋トレ方法』を記事にしても上位には上がらないということなのです。
このように【ダイエット 筋トレ】という一つのキーワードから、ツールを使って様々な「検索意図」を全て網羅する必要があるのです。そうすることで、あなたの書いた一つの記事で、ユーザーのすべての悩みを解決することができれば Google も評価してくれるようになります。
共起語
次に使えるものとしては 『共起語』ですね。『共起語』とは、指定したキーワードに対して関連性が強く、頻繁に利用されるキーワードのことです。つまり、検索した時に出てくるページの中で「よく出現するキーワード」のことです。
共起語を抽出できるツールは、下記のようにいくつかあります。
それでは、『ラッコキーワード』を使って共起語を見てみましょう。
キーワードを入力して「検索」をクリックします。
【ダイエット 筋トレ】の共起語の場合、このように一覧で表示されます。
例えば、
「筋肉」とか「基礎代謝」とか「負荷」といったようなキーワードが見つけられます。
また「食事」「タンパク質」のように『食事』についても書かれているということが分かります。
なので、【ダイエット 筋トレ】でっこれだけを書けばいいかということではなく、競合分析することで実は、食事についても書かなきゃいけないんだ!ということに気づくことができます。
ステップ2:潜在的な悩みを分析する
次は、Q&Aサイトからもっと潜在的な悩みを分析していきます。使うツールとしては「Yahoo!知恵袋」です。
Yahoo!知恵袋で【ダイエット 筋トレ】で調べてみると・・・
この方は以前からダイエットに取り組んでいたが、リバウンドしてしまったようです。特に「二の腕」「下っ腹」が気になっている、という『悩み』があるようです。
ダイエットするきっかけを想像してみると、「自分自身を綺麗に見せたい!おしゃれな洋服を綺麗に着こなしたい!」というのが一つのきっかけになって、その方のモチベーションになっているんだと思います。なので、女性向けの筋トレを説明するのであれば、「おしゃれな洋服を綺麗に着るために」っていうような『潜在的な意図』を網羅してあげると、そのコンテンツってとても魅力的なコンテンツになります。
女性向けの場合であれば、やっぱり普段着でも綺麗に着こなすためには、
✅二の腕を絞るための筋トレはどういうものなのか?
✅下っ腹を引き締める筋トレはどういうものなのか?
✅筋肉痛になりにくい筋トレの方法は?
のようなコンテンツをしっかり執筆すれば、女性の方の筋トレコンテンツとしても魅力あるコンテンツのなるのではないかと思います。
あと、特化した「口コミサイト」もオススメです。例えば、コスメであれば『アットコスメ』とか、映画であれば『映画.com』とかです。そこからも潜在的な悩みを探すことができます。
ステップ3:書籍から悩みを深掘る
これまでお話してきたのはインターネット上のデータから悩みを深掘る方法だったんですけども、これだけでは決して網羅しきれているとは言えません。そこで書籍のような「オフラインの情報」もやっぱり使うべきではないかと思います。
書籍のメリット
書籍のメリットといえば、テーマに対するニーズがどれだけあるか?を既にリサーチ済みということなんです。「この本は売れる」というある程度の根拠があるから出版されているわけです。当然、取材しているわけですから、取材を通した悩みとかニーズとか、それに対する回答までもが全て書かれています。そこからも、このニーズっていうのを分析できると思います。
ただ、これを丸々コピーしてしまうと、当然「著作権法の違反」になってしまうので、あくまでも参考として見ていただくことをオススメします。
ステップ4:『記事構成』を作る
これまでで、Google サジェストとか、Q&A サイトとか、書籍を通して『ニーズ』というのを分析してきました。それをまとめて「記事の設計図」を作っていきます。
今回の場合は、【ダイエット 筋トレ】に関してニーズを調査しました。そして次にやることは「記事構成案」、いわば設計図を作ります。「タイトル文」と一緒に「記事構成案」を作っていきます。この「記事構成案」を作ってから記事を書くようにしましょう。
補足:自分が書きたいことだけでは上位表示は無理!
前項でお話しした通り、まず「ユーザーが欲しているもの」を調査しきって、その調査をしきった段階で「コンテンツを執筆」するからこそ、ちゃんとコンテンツが検索した人に答えられるようになるんです。検索順位が上がらない記事っていうのは、この最初の「調査」がほぼされていません。つまり、自分が書きたいことだけを書いているコンテンツでは、当然 Google から評価されませんし、読んだユーザーの満足度もほとんど上がらないです。
何度も言いますが、まず最初はユーザーが欲しているものをちゃんと調査しきってからコンテンツを書く、これが一番大事であります。これが「検索意図に答える」っていうことだからです。答えるってことは、つまりユーザーが欲している悩みをちゃんとまんべんなく対応できてるように網羅された記事ということです。
「網羅された記事」ということは、つまり結果的に長文になるってことです。SEO で長文にすれば順位上昇が測れるって言われている方もいらっしゃいます。決してそれは間違いではないのですが、長文にすれば上がるんじゃなくて、一番大事なのは「検索意図をちゃんと網羅する」ってことが大事なのです。網羅するから結果的に長文になってしまうんです。これはめちゃくちゃ重要なので、忘れないでください。
まとめ
ユーザーの悩みに対して答えきれてないコンテンツは、Google は当然評価しません。なので「順位が上がらないな」と悩まれてる方は、このステップ通して、まず最初に『ユーザーのニーズ』、これを徹底的に調査することから始めてみてください。決して自分が書きたいことをいきなり書かないようにしましょう。
『ユーザーのニーズ』を調査したら、次に大事なのが、その背景を考え『潜在的なニーズ』まで連想して分析しましょう。そうすることで、ユーザーは「このコンテンツは本当に読んでよかったな」「自分が抱えている(潜在的な)悩みに関してもちゃんと答えてくれてるな」と評価してくれてコンテンツに対する満足度が高くなります。なので、この背景まで連想して分析することをオススメします。
その分析方法としては、「Yahoo!知恵袋」とか「Q&A サイト」とか、書籍まで読んで、意図を分析することができます。その『ニーズに対する答え』をコンテンツ化するということです。
あなたが伝えたいことを言うだけじゃなくて、ユーザーが知りたいことに対して答えを用意する、これが一番大事なのです。この3つのステップを押さえていただけたら、『検索順位を上げるためのコンテンツの書き方』が身に付くと思います。
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