(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡
さて、プログラミングの学習を始めて、3日目となります。
今回は、演算子を使って計算をするプログラムの記述について、
進めていこうと思います。
演算子
演算子とは、算数で習った四則演算で使う
「+」「-」「×」「÷」の記号のことです。
プログラミングでは、それぞれ、
「+」:足し算
「-」:引き算
「*(アスタリスク)」:掛け算
「/(スラッシュ)」:割り算
を使います。
数値や式は文字列ではないので「’」で囲みません。
足し算
例題:5と10を足した答えを表示しろ
print(5+10)
と記述します。
引き算
例題:15から7を引いた答えを表示しろ
print(15ー7)
と記述します。
掛け算
例題:5に3を掛けた答えを表示しろ
print(5*3)
と記述します。
割り算
例題:20を4で割った答えを表示しろ
print(20/4)
と記述します。
プログラミングの実践
前回学んだ通り、
【Run】➡【Run Module】をクリックします。
もちろん、新規ファイルに記述していれば、
ファイル名を付けて保存します。
計算結果が表示されています。
ここで、
割り算の答えが『5.0』と小数点が付いた数値が表示されています。
割り算については、
無条件で小数点が付いた『実数』が表示されます。
整数と実数
プログラミングで使う数値には、
『整数』と『実数』の2種類があります。
整数
数字をそのまま記述すると『整数』になります。
例えば、「100」「ー250」です。
実数
『実数』は、小数点を含む数値です。
(正確に言えば「浮上小数点数」です)
例えば、「2.5」「ー1.0」です。
主な計算用演算子
【 + 】➡ 左辺に右辺を足す
【 - 】➡ 左辺から右辺を引く
【 * 】➡ 左辺に右辺を掛ける
【 / 】➡ 左辺を右辺で割る
【 // 】➡ 左辺を右辺で割る(小数点以下は四捨五入)
【 % 】➡ 左辺を右辺で割った余り
【 ** 】➡ 左辺の右辺乗する
四則演算の決まりごと
小学校で学んだ計算式を思い出してください。
例えば、
6+15÷3 という式の答えは、
6+15=21であり、21÷3=7だから・・・。
こんな間違いした経験ありませんか?
計算式の中に
「+(またはー)」「÷(または×)」
が含まれている場合は、
「÷(または×)」の計算を先にすると学びました。
従って、
6+15÷3 という式の場合は、
15÷3=5の計算をしてから、6+5=11になります。
プログラミングする際に注意すべきことは、
演算子には「優先順位」があるということです。
演算子を複数組み合わせた長い計算式では、
同じ優先順位の演算子であれば、
左から順に計算できます。
しかし、優先順位の異なる演算子が組み合わされていれば、
優先順位の高い計算から行われます。
演算子の優先順位
演算子といっても、四則演算だけではありません。
Pythonで使われる演算子の優先順位を下表にまとめておきました。
順位 | 演算子 | 説明 |
1 | (式)、[式]、{キー:値}、{式} | 式結合またはダブル表示、リスト表示、辞書表示、集合表示 |
2 | リスト[添字]、リスト[添字:添字]、関数(引数)、オブジェクト.属性 | 添字指定、スライス操作、関数呼び出し、属性参照 |
3 | await | await式 |
4 | ** | べき乗 |
5 | +値、-値、~ | 正数、負数、ビット単位のNOT |
6 | *、@、/、//、% | 掛け算、行列計算、割り算、切り捨て割り算、余り |
7 | +、- | 足し算、引き算 |
8 | <<、>> | シフト演算 |
9 | & | ビット単位のAND |
10 | ^ | ビット単位のXOR |
11 | | | ビット単位のOR |
12 | in、notin、is、isnot、<、<=、>、>=、!=、== | 帰属テスト、同一性テスト、比較 |
13 | not | ブール演算のNOT |
14 | and | ブール演算のAND |
15 | or | ブール演算のOR |
16 | if~else | 条件式 |
17 | lambda | ラムダ式 |
カッコを使った計算順
優先順位の低い演算子を先に計算したい場合は、
カッコ『()』で囲むことができます。
つまり、
カッコで囲んだ式の優先順位を、
一番上にすることができます。
また、
カッコの中に、更にカッコが入った式を入れることもできます。
その場合、より内側にあるカッコが優先されます。
前の例題であった
6+15÷3 という式の計算結果は「11」でした。
①15÷3=5
②6+5=11
これを、
(6+15)÷3と記述することで、
式の計算結果は「7」となります。
①6+15=21
②21÷3=7
さいごに
いかがでしたか。
演算子といってもたくさんありますが、
徐々に理解できれば問題ありません。
優先順位がわからない場合、
先に処理したい式をカッコで囲むことで、
望んだ結果にすることができます。
たくさんのカッコを重ねて記述するとややこしくなるので、
それぞれを『変数』に置き換えることで、
分かりやすくすることができます。
次回は、その『変数』について学んでいきます。
それではまた、お会いしましょう!
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