お笑いファン待望の【M-1グランプリ2024】が、12月22日に開催されました。今年は松本人志の不在という大きな変化に加え、審査員が9人体制へと拡大。これまでにない新しい採点システムで、漫才日本一を決める戦いが繰り広げられました。この背景には、より多様な視点での評価を実現したいという意図がありました。また、審査員の平均年齢も従来より下がり、若手芸人の感性をより理解できる体制を目指しているのでしょう。
そこで本記事では【M-1グランプリ2024】を振り返り、決勝戦を戦い抜いた「漫才コンビ」のパフォーマンスや特徴についての全貌をまとめています。
漫才コンビの特徴とスタイル
【M-1グランプリ2024】に出場した漫才コンビは、それぞれ独自の特徴やスタイルを持っています。以下に、主要なコンビのスタイルや特徴をまとめます。
漫才コンビ | スタイル | 特徴 |
令和ロマン | シュールなボケと独特のテンポを持つ漫才。 | 日常の些細な出来事を題材にし、観客を引き込む巧妙な言い回しが特徴。 特に、彼らのネタは観客の共感を呼び起こす要素が強い。 |
バッテリィズ | 明るく、エネルギッシュな漫才。 | ツッコミが際立ち、観客を楽しませるためのユーモアが豊富。特に、時事ネタや 社会問題を軽妙に扱うスタイルが評価されている。 |
真空ジェシカ | 繊細なボケと緻密な構成。 | ボケとツッコミのバランスが絶妙で、特 にボケの独自性が際立つ。 観客を意表を突く展開で楽しませる。 |
エバース | 伝統的な漫才スタイルを基にした新しいアプローチ。 | 古典的な漫才の要素を取り入れつつ、現 代的な視点でネタを展開。 観客とのインタラクションを重視する。 |
ダイタク | ストレートなボケとツッコミ。 | シンプルで分かりやすいネタが多く、幅 広い年齢層に受け入れられるスタイル。 特に、家族や日常生活をテーマにしたネタが多い。 |
トム・ブラウン | コント的な要素を取り入れた漫才。 | 漫才の中にストーリー性を持たせ、キャ ラクターを演じることで観客を引き込む。視覚的な要素も強調される。 |
ママタルト | ユーモアと感情を交えた漫才。 |
観客の感情に訴えるネタが多く、笑いだ |
ジョックロック | アバンギャルドなボケと独特のリズム。 | 予測不可能な展開と独自の言葉遊びが特徴。観客を驚かせる要素が強い。 |
ヤーレンズ | 伝統的な漫才スタイルを踏襲。 | 親しみやすいキャラクターと、日常の出 来事を題材にしたネタが多い。観客との 距離感を大切にする。 |
これらのコンビは、それぞれ異なるスタイルと特徴を持ち、観客に多様な笑いを提供しています。M-1グランプリでは、これらのスタイルの違いが競い合い、観客や審査員の評価に影響を与えています。
2024年のM-1グランプリ決勝戦
ファイナリストのパフォーマンス
決勝戦では、9組の漫才コンビがそれぞれ独自のスタイルでパフォーマンスを披露しました。以下に各コンビのパフォーマンス内容を詳しく説明します。
令和ロマン
昨年の優勝者である「令和ロマン」は、独特なキャラクターとテンポの良い漫才で観客を魅了しました。特に、自己肯定感の低さをネタにしたユーモアが印象的で、観客からの共感を得ていました。彼らは「すべての子羊漫才師を檻に帰す」というヒール役を演じ、強い存在感を示しました。
ヤーレンズ
「ヤーレンズ」は飄々としたボケと緩急自在なツッコミが特徴で、観客とのインタラクションを大切にしたパフォーマンスを展開しました。特に、彼らの軽快なやり取りは観客を引き込み、笑いを誘いました。
真空ジェシカ
大喜利出身の「真空ジェシカ」は、観客との対話形式のネタが特徴です。彼らは観客に語りかけるスタイルで、独自の視点から日常生活を切り取ったネタが高く評価されました。
エバース
「エバース」は斜め上の発想を活かしたネタで、飾らない会話が魅力です。特に、彼らのぶっきらぼうなツッコミが印象的で、観客からの支持を集めました。
ダイタク
一卵性双生児コンビの「ダイタク」は、兄弟ならではの息の合ったやり取りが特徴です。酒やギャンブルをテーマにしたネタで、親しみやすさと共感を呼び起こしました。
ママタルト
巨体のお笑いコンビである「ママタルト」は、その見た目とギャップを活かしたユーモアが光りました。特に、大鶴肥満による独特なキャラクターが観客に強い印象を与えました。
ジョックロック
「ジョックロック」はポーズを決めながら大声でツッコミを入れるスタイルが特徴です。彼らはCMにも使いやすいネタ作りを意識しており、その汎用性が評価されました。
バッテリィズ
「バッテリィズ」は、阿保なキャラクターが際立つ漫才で、特にエースのキャラクターが観客に受け入れられました。彼らは新しいバカとして注目されており、そのユニークなスタイルが高評価につながりました。
マユリカ
「マユリカ」は独自の視点から日常生活を描いたネタで、観客との共感を得ることに成功しました。彼らもまた高い評価を受けており、そのパフォーマンスは多くの審査員から支持されました。
まとめ
このように、それぞれ異なるスタイルとアプローチでパフォーマンスを行い、多様な笑いを提供しました。
【M-1グランプリ2024】ファーストラウンドでは、バッテリィズが861点を獲得して首位通過。続いて令和ロマンが850点、真空ジェシカが849点という僅差での争いとなりました。
最終決戦では、令和ロマンが5票を獲得して優勝を決めています。
令和ロマンは優勝を決めた翌日から「ラヴィット!」に出演!MCの麒麟・川島明(44)から花束を贈呈され祝福された。「寝てないでしょ?」と聞かれると、高比良くるま(29)は「ずっと寝てないです。マネジャーの家電も鳴りやまないようで・・・」とボケながらも、多忙ぶりを明かした。相方の松井ケムリ(30)は優勝時の反響について「純烈の後上翔太さんから『おめでとう』とメッセージが届いた」と大喜びだったそうです。
今後の活躍が期待されます。
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